偉人の名言

努力の名言|偉人とアスリートが語る継続の言葉を出典つきで紹介

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努力の名言

努力の名言を探していると、「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」のような、背中を押してくれる言葉にたくさん出会います。

ただ、「どんなにゆっくりでも歩みを止めなければ」は孔子の言葉ではなく、「優秀さは習慣である」もアリストテレス本人の言葉ではありません。

努力の名言は「頑張れば必ず報われる」と断定するより、継続・改善・失敗から学ぶ姿勢を示す言葉を選ぶほうが、現実の行動につながります。

この記事では、偉人や作家、経営者、アスリートが努力と継続について語った言葉を、著書やインタビューなどの出典つきで紹介し、誤って広まった名言の本当の出どころまで解説します。

この記事のポイント

  • 努力の名言は、小さな積み重ねと続けることの大切さを語るものが多い
  • イチローさんの「小さいことを積み重ねる」は2004年の記者会見の言葉
  • 「どんなにゆっくりでも歩みを止めなければ」は孔子の言葉ではない
  • 「優秀さは習慣である」はアリストテレス本人の言葉ではない

努力の名言一覧

この記事で紹介する主な名言を、発言者と出典つきで一覧にします。

名言発言者出典
天才とは、1%のひらめきと99%の努力であるエジソン米紙の記事(1901年)
大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし二宮尊徳『二宮翁夜話』
牛になることはどうしても必要です夏目漱石芥川龍之介らへの手紙(1916年)
誰にも負けない努力をする稲盛和夫『生き方』(2004年)
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道イチロー年間最多安打の記録更新時の会見(2004年)
努力した者が全て報われるとは限らん鴨川源二漫画『はじめの一歩』

偉人が語った努力の名言

歴史に名を残した偉人たちは、才能よりも、こつこつと続ける力の大切さを語っています。

天才とは、1%のひらめきと99%の努力である(エジソン)

発明王エジソンの有名な言葉で、1%と99%の形は1901年のアメリカの新聞に記録があります。

1932年の雑誌『ハーパーズ』に載った元所員の回想では、エジソン本人がこの言葉を自分のものだと認めています。

原文は「Genius is one percent inspiration, ninety-nine percent perspiration.」で、「努力」と訳される部分は「汗」という意味の言葉です。

ひらめきは突然降ってくるものではなく、汗をかいて試行錯誤を重ねた先にしか生まれないという、実験を重ねてきたエジソンらしい言葉です。

最初は2%と98%だった記録や、ほかの言葉の出どころは、エジソンの名言を出典つきで紹介した記事にまとめています。

大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし(二宮尊徳)

江戸時代に600以上の村を立て直した二宮尊徳の言葉で、弟子の福住正兄が記録した『二宮翁夜話』に出てきます。

大きなことをしたいなら、小さなことを怠らずに続けるべきだという意味で、小さな積み重ねが大きな成果になるという「積小為大」の考え方を表しています。

人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり(福沢諭吉)

1872年に出版された福沢諭吉の『学問のすゝめ』初編に出てくる言葉で、もとは寺子屋の教科書『実語教』からの引用です(出典:青空文庫)。

有名な「天は人の上に人を造らず」の後に続く部分で、人の違いは生まれではなく、学ぶかどうかで決まると説いています。

たえず努力して励む者を、われらは救うことができる(ゲーテ)

ゲーテの代表作『ファウスト』第二部の最後の場面で、天使たちが歌う言葉です。

努力し続けること自体に価値があるという考え方で、ゲーテの作品全体を通じたテーマにもなっています。

作家と経営者が語った努力の名言

日本の作家や経営者も、すぐに結果を求めず、根気よく続けることの大切さを言葉にしています。

牛になることはどうしても必要です(夏目漱石)

1916年、夏目漱石が若い弟子の芥川龍之介と久米正雄に宛てた手紙の言葉です。

「われわれはとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れない」と続き、才気にまかせて走る馬ではなく、ゆっくりでも着実に進む牛のようであれと励ましています。

同じ手紙では「うんうん死ぬまで押すのです」とも書き、ひらめきより根気が大切だと伝えています。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる(松下幸之助)

パナソニックの創業者、松下幸之助さんの言葉で、著書『道をひらく』に収められた言葉として紹介されています。

「成功するところまで続ければ、それは成功になる」と続き、失敗は途中でやめたときに初めて失敗になるという考え方です。

誰にも負けない努力をする(稲盛和夫)

京セラとKDDIを創業した稲盛和夫さんが、2004年の著書『生き方』で、人生を良くするための「精進」の最初に挙げた言葉です。

短い言葉ですが、人と比べて少しだけ頑張るのではなく、誰よりも真剣に打ち込むことの大切さを伝えています。

やる気が出ないときに読みたい言葉は、やる気が出る名言を紹介した記事でもまとめています。

アスリートが語った努力の名言

結果がはっきり数字に出るアスリートの言葉には、努力を続けるための具体的な考え方が表れています。

陸上競技の選手が努力と挑戦を語った言葉は、陸上選手の名言を背景付きで紹介した記事にまとめています。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道(イチロー)

2004年、イチローさんがメジャーリーグのシーズン最多安打記録を更新したときの記者会見で語った言葉です。

大記録も特別な一打からではなく、毎日の小さな積み重ねから生まれるという考え方で、努力の名言の中でも特によく知られています。

たまたま出たヒットでは、なにも得られない(イチロー)

イチローさんがインタビューで語った言葉で、どうやってヒットを打ったのかが大切だと続きます。

偶然の結果に満足せず、同じ結果を何度でも出せるように理由を考え続ける、イチローさんの努力の質がよく表れています。

目標を81マスに分けた目標達成シート(大谷翔平)

大谷翔平さんは、花巻東高校1年生のときに、81マスの目標達成シートを作っていたことで知られています。

中心に「ドラ1 8球団」という大きな目標を置き、その周りに体づくりやメンタルに加えて、あいさつやごみ拾いといった毎日できる行動まで書き込んでいました。

苦しみの中で育つ力についての名言

努力の名言の中には、つらい経験そのものが人を強くすると語る言葉もあります。

人格は静けさや穏やかさの中では育まれない(ヘレン・ケラー)

ヘレン・ケラーの言葉で、1957年の著書『The Open Door』に収められています。

「試練や苦しみを経験することでのみ、魂は鍛えられ、志が生まれ、成功が手に入る」と続き、困難を乗り越えてきた彼女自身の人生と重なる言葉です。

松下幸之助さんの『道をひらく』は、続けることや壁にぶつかったときの心構えを短い文章でつづった、長く読み継がれている一冊です。

著:松下 幸之助
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漫画に出てくる努力の名言

漫画の登場人物の言葉にも、努力について考えさせられる名言があります。

努力した者が全て報われるとは限らん(鴨川源二)

ボクシング漫画『はじめの一歩』の第42巻で、鴨川ジムの会長・鴨川源二が語る言葉です。

「しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」と続き、報われる保証はなくても、努力なしに成功はないという厳しくも温かい言葉です。

オレが『努力しなくていい』って事にはならない(島田開)

将棋漫画『3月のライオン』の第4巻で、棋士の島田開が語る言葉です。

才能のある相手に勝てないことがわかっていても、それは努力をやめる理由にならないという、地道に戦い続ける人の覚悟が込められています。

誤って広まった努力の名言

努力の名言は人気があるぶん、出典がはっきりしないまま有名人の名前で広まったものも多くあります。

「どんなにゆっくり進んでも、歩みを止めない限り問題はない」は孔子の言葉ではない

孔子の言葉として広く紹介されていますが、『論語』などの古典にはこの言葉が見当たりません。

「遅いことを恐れず、立ち止まることを恐れよ」という中国のことわざの英訳が、孔子の名前で広まったものと考えられています。

「優秀さとは行為ではなく習慣である」はアリストテレスの言葉ではない

アリストテレスの言葉として有名ですが、実際には歴史家ウィル・デュラントが1926年の著書で、アリストテレスの考え方を要約して書いた文章です。

「私は特別に賢いわけではなく、問題と長く付き合っているだけだ」も、アインシュタインの著作や手紙には見当たらない言葉です。

チャーチルやエジソンの言葉とされるもの

「継続的な努力こそが潜在能力を解き放つ鍵である」はチャーチルの言葉として広まっていますが、もとは1981年に出版された別の作家の本の言葉です。

エジソンの「成功する一番確実な方法は、もう一回だけ挑戦することだ」も、本人の記録が確かめられていません。

「努力は必ず報われる」

王貞治さんの言葉として広く知られていますが、本人の著書などで、この形の言葉の出典は見つかっていません。

この言葉の意味については、「努力は必ず報われる」を解説した記事で詳しく紹介しています。

努力の名言に関するよくある質問

短くて覚えやすい努力の名言は?

稲盛和夫さんの「誰にも負けない努力をする」や、二宮尊徳の「積小為大」が短くて覚えやすい言葉です。

「天才とは1%のひらめきと99%の努力」は誰の言葉ですか?

発明王エジソンの言葉で、1%と99%の形は1901年のアメリカの新聞に記録があります。

「どんなにゆっくり進んでも歩みを止めなければいい」は孔子の言葉ですか?

『論語』などには見当たらず、中国のことわざが孔子の名前で広まったものと考えられています。

努力の天才と呼ばれる人の名言は?

イチローさんの「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」がよく知られています。

努力の名言まとめ

努力の名言は「頑張れば必ず報われる」と断定するより、継続・改善・失敗から学ぶ姿勢を示す言葉を選ぶほうが、現実の行動につながります。

エジソンや漱石、イチローさんの言葉からは、小さな積み重ねを続けることの大切さが共通して伝わってきます。

孔子やアリストテレスの言葉のように、本人の記録が見つからないまま広まった名言もあります。

持ち帰りたい一言を選ぶなら、イチローさんの「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」です。

気になった言葉は、元の本や会見にあたって、語られた場面ごと味わってみてください。

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Kotonoha

名言好きの個人ブロガーです。 研究者ではありませんが、ひとつの言葉について「誰が」「いつ」「どの場面で」語ったのかを確かめてから記事にしています。出典をたどれない言葉は、どれだけ有名でも「確認できない」と書きます。 アニメのセリフから偉人の言葉まで、背景ごと味わえる形でお届けします。

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