刃牙の名言の代表に、範馬勇次郎の「強くなりたくば喰らえ!!!」や、烈海王の「わたしは一向にかまわんッッ」があります。
ただ、バキの名言として広まっているセリフには、作品の中の言い回しと違う形で覚えられているものや、ファンのあいだで作られて広まった、原作では確かめられない言葉も混ざっています。
刃牙の名言は、セリフだけでなく、どのシリーズのどの戦いで、誰がどんな覚悟で言った言葉かまで確かめると、格闘家たちそれぞれの「強さ」の考え方が伝わり、やる気が出る言葉としてもより深く響きます。
板垣恵介さんの漫画『グラップラー刃牙』から始まる刃牙シリーズの名セリフは、キャラクター別・やる気が出る言葉・ネタとして人気の言葉に分けて場面をそえ、確かめられない迷言も取り上げています。
この記事のポイント
- 「強くなりたくば喰らえ!!!」は、欲望を肯定する範馬勇次郎の言葉
- 「わたしは一向にかまわんッッ」は、『バキ』の最凶死刑囚編での烈海王の言葉
- 「オイオイオイ 死ぬわアイツ」は、『グラップラー刃牙』第1話の観客のセリフ
- ジャック・ハンマーの「1日30時間」は、原作では確かめられない言葉
刃牙の名言一覧
この記事で紹介する主なセリフを、発言者とシリーズつきで一覧にします。
| セリフ | 発言者 | シリーズ |
|---|---|---|
| 強くなりたくば喰らえ!!! | 範馬勇次郎 | 『バキ』 |
| 毒も喰らう 栄養も喰らう | 範馬勇次郎 | 『範馬刃牙』 |
| 百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず | 範馬勇次郎 | 『範馬刃牙』 |
| オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ | 愚地独歩 | 『グラップラー刃牙』 |
| わたしは一向にかまわんッッ | 烈海王 | 『バキ』 |
| わたし以上の自由は許さない!!! | ビスケット・オリバ | 『バキ』 |
| 俺が守護らねばならぬ | 本部以蔵 | 『刃牙道』 |
刃牙シリーズとは
刃牙シリーズは、板垣恵介さんが『週刊少年チャンピオン』で描き続けている格闘漫画で、『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』『バキ道』と続き、今は『刃牙らへん』が連載されています(参考:秋田書店『範馬刃牙』作品ページ)。
主人公の範馬刃牙が、地上最強の生物と呼ばれる父・範馬勇次郎を超えるために、さまざまな格闘家と戦っていく物語です。
テレビアニメは2001年に『グラップラー刃牙』が放送され、2018年からは『バキ』、2021年からは『範馬刃牙』が配信・放送されています。
刃牙の名言は、迫力のある絵と一緒に読むと、セリフの重みがいっそう伝わります。
勇次郎や烈海王、オリバの名セリフが次々に登場する最凶死刑囚編は、『バキ』の1巻から始まります。
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なお、アニメ『バキ』と『範馬刃牙』は、DMM TVではレンタルでの配信になっていて、2001年版の『グラップラー刃牙』は配信されていません。
範馬勇次郎の名言
地上最強の生物・範馬勇次郎の言葉は、乱暴なのにどこか本質を突いていて、刃牙の名言の中でも特に人気があります。
強くなりたくば喰らえ!!!
『バキ』で、刃牙と恋人の梢江のもとに現れた勇次郎が、欲望をおさえることを否定して言い放つ言葉です。
我慢ではなく、欲しいものを求める力こそが強さにつながる、という勇次郎の考え方が表れた言葉で、やる気を出したいときの一言としても使われています。
力みなくして開放のカタルシスはありえねェ…
『バキ』の中国の大擂台賽編で、力を抜くことを極めた郭海皇との戦いの中で、勇次郎が語る言葉です。
思いきり力をためるからこそ、解き放ったときの爆発がある、という意味で、脱力の技を極めた郭海皇とは正反対の、勇次郎らしい強さの考え方です。
毒も喰らう 栄養も喰らう
『範馬刃牙』で、食事について語った勇次郎の言葉で、両方をともに美味いと感じて血肉に変える度量こそが大切だ、という意味の言葉が続きます。
体にいいものだけでなく、失敗やつらい経験も自分の力に変えていけ、という教えとして、仕事や勉強の場面でも引用されています。
やる気と努力についての名言
刃牙シリーズには、日常で落ち込んだときやがんばりたいときに、背中を押してくれる言葉もあります。
百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず
『範馬刃牙』で、勇次郎が語る言葉で、百回見るより一度触れるほうがわかる、という意味です。
情報を集めるだけでなく、実際にやってみることの大切さを伝える言葉で、やる気はあるのに動き出せないときに思い出したい一言です。
オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ(愚地独歩)
『グラップラー刃牙』で、空手家の愚地独歩が、地上最強の勇次郎を相手にしても一歩も退かない覚悟を示した言葉です。
こわい相手や大きな壁を前にしても下がらない、という強い気持ちを表す言葉として、努力を続けたい人にも人気があります。
わたしは一向にかまわんッッ(烈海王)
『バキ』の14巻・第117話、アニメでは第17話で、中国拳法の達人・烈海王が、武器を使う死刑囚ドイルとの戦いで言い放つ言葉です。
相手がどんな手を使ってきてもすべて受けて立つ、という懐の深さを示すセリフで、どんな条件でも挑む覚悟を表す一言として使われています。
もっとやる気を出したい人は、やる気が出る名言を紹介した記事も参考にしてください。
キャラクター別の刃牙の名言
刃牙シリーズの格闘家たちは、それぞれまったく違う強さの考え方を持っていて、その違いがセリフにも表れています。
親父がもし地上最弱なら 俺は二番目に弱い生物でいい(範馬刃牙)
主人公の刃牙が、愚地独歩との会話の中で、自分が戦う目的は最強になることではないと語る言葉です。
刃牙が目指しているのは、地上最強そのものではなく、父・勇次郎を超えることだけだという、親子の物語の核心が表れています。
こちとら喧嘩師 いつだってたぎってる 好きなときに来な(花山薫)
素手の喧嘩で戦う花山薫が、いつ挑まれても受けて立つという姿勢を示す言葉です。
花山は、鍛えることは女々しい、という考えを持ち、生まれ持った力だけで戦う、刃牙の世界でも特別な存在として描かれています。
わたし以上の自由は許さない!!!(ビスケット・オリバ)
『バキ』の最凶死刑囚編で、刑務所の中でも自由に暮らす「アンチェイン」ことビスケット・オリバが言い放つ言葉です。
法や国の力さえ自分の力で超えてしまう人間の、圧倒的な自信とわがままさが、一言で伝わります。
確実にくる恐怖… 人はその待つ時間にこそ恐怖する(ガイア)
まわりの環境を武器にして戦う「環境利用闘法」の使い手ガイアが、相手の心を追い詰める場面の言葉です。
打撃そのものより、いつ来るかわからない攻撃を待つ時間こそがこわい、という心理を突いた言葉です。
ネタとして人気の刃牙のセリフ
刃牙シリーズのセリフは、独特の言い回しから、ネットでネタとして使われているものも多くあります。
オイオイオイ 死ぬわアイツ
『グラップラー刃牙』の第1話で、試合前に大量の食事をとる刃牙を見た観客たちが口にするセリフです。
同じ場面の「ほう 炭酸抜きコーラですか…たいしたものですね」とあわせて、ネットでは、無茶なことをしている人へのツッコミとして広く使われています。
のちに作者自身が描いたこの場面のリメイク版では、観客のやり取りがなくなり、解説する役が愚地独歩に変わっています。
俺が守護らねばならぬ(本部以蔵)
『刃牙道』の4巻・第35話で、よみがえった宮本武蔵の強さを前に、本部以蔵が、勇次郎や刃牙たちを自分が守らねばならないと語る言葉です。
普段は目立たない本部が、最強の格闘家たちを「守る」と言い出す意外さから、ネットでは大きな話題になりました。
ゴキブリダッシュ(範馬刃牙)
『範馬刃牙』で、刃牙がゴキブリの動き出しの速さをまねて、驚くほど速いタックルを放つ場面です。
体を液体のように脱力させるイメージで、昆虫の動きを再現するという、刃牙シリーズならではの理屈が、ネタとして今も語られています。
原作では確かめられない刃牙の迷言
刃牙の名言として紹介される言葉の中には、原作の中で同じ言葉を確かめられないものもあります。
ジャック・ハンマーの「1日30時間の鍛錬」
勇次郎を超えるために骨を延ばす手術や薬まで使って体を鍛えたジャック・ハンマーの話として、「1日30時間の鍛錬」という言葉がよく紹介されます。
ただし、この言い回しは、ジャックの極端な鍛え方をファンが大げさに言い表したものと考えられ、原作の中で同じセリフは確かめられていません。
リアルシャドーにまつわる言葉
刃牙が想像の中の敵と戦う「リアルシャドー」は、巨大なカマキリと戦う場面などが有名ですが、ネットで広まっている決めゼリフの多くは、ファンが場面を言葉にしたもので、原作の一言としては確かめられません。
刃牙の名言に関するよくある質問
刃牙でやる気が出る名言は?
勇次郎の「強くなりたくば喰らえ!!!」や、「百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず」がよく挙げられます。
刃牙で努力についての名言は?
愚地独歩の「オレの空手は後退のネジをはずしてあるんだよ」が、退かずに努力を続ける覚悟を表す言葉として人気です。
「わたしは一向にかまわんッッ」は何巻ですか?
『バキ』の14巻・第117話で、烈海王が死刑囚ドイルとの戦いで言った言葉です。
「オイオイオイ 死ぬわアイツ」の元ネタは?
『グラップラー刃牙』の第1話で、大量の食事をとる刃牙を見た観客のセリフです。
刃牙の名言まとめ
刃牙の名言は、セリフだけでなく、どのシリーズのどの戦いで、誰がどんな覚悟で言った言葉かまで確かめると、格闘家たちそれぞれの「強さ」の考え方が伝わり、やる気が出る言葉としてもより深く響きます。
勇次郎の「強くなりたくば喰らえ!!!」や独歩の「後退のネジをはずしてある」には、欲しいものに向かってまっすぐ進む力強さがあります。
一方で、「1日30時間の鍛錬」のように、ファンが作った言葉が名言のように広まった例もあります。
持ち帰りたい一言を選ぶなら、「百聞は一見にしかず 百見は一触にしかず」です。
気になったセリフは、原作やアニメの場面に戻って、戦いの流れごと味わってみてください。