コジコジの名言の代表は、原作第1話で将来の夢を聞かれて答えた「コジコジはコジコジだよ」です。
ただ、「オレ達 ただモーレツに生きてるだけさ」はコジコジではなくカエルたちの言葉で、「息を吸って吐くっ!それが生きる道」などは原作の場面が確かめられていません。
コジコジの名言は、言葉だけでなく、誰がどんな場面で言った言葉かまで確かめると、煽りや辛辣に見える一言の裏にある、まっすぐで自由な生き方がよくわかります。
この記事では、さくらももこさんの漫画『コジコジ』の名言を、短い言葉・煽りや辛辣と言われる言葉・ほかのキャラクターの言葉に分けて、場面つきで紹介し、出典が確かめられない言葉まで解説します。
この記事のポイント
- 「コジコジはコジコジだよ」は原作第1話で、将来の夢を聞かれたときの答え
- 煽りや辛辣と言われるのは、悪気のない正直な答えが相手の常識を崩すから
- 「オレ達 ただモーレツに生きてるだけさ」はコジコジではなくカエルたちの言葉
- 「息を吸って吐くっ!それが生きる道」などは、原作の場面が確かめられていない
コジコジの名言一覧
この記事で紹介する主な言葉を、発言者と場面つきで一覧にします。
| 言葉 | 発言者 | 場面 |
|---|---|---|
| コジコジは生まれた時からずーっと将来もコジコジはコジコジだよ | コジコジ | 原作第1話、将来の夢を聞かれて |
| 盗みや殺しやサギなんかしてないよ | コジコジ | 先生に毎日の過ごし方を叱られて |
| 飛べない時はゆっくり休めばいいじゃん | コジコジ | 原作2巻、飛べなくなった正月君に |
| オレ達 ただモーレツに生きてるだけさ | カエルたち | 原作3巻、ジョニーに |
コジコジとは
『コジコジ』は、『ちびまる子ちゃん』で知られるさくらももこさんの漫画で、ソニー・マガジンズの雑誌『きみとぼく』に1994年12月号から1997年5月号まで連載されました(参考:コジコジ公式サイト)。
主人公のコジコジは、メルヘンの国に住む「宇宙の子」で、年齢も性別も種族もわからず、本人すら知らない、という不思議なキャラクターです。
1997年10月から1999年9月まで、TBS系でテレビアニメ『さくらももこ劇場 コジコジ』が放送され、単行本は今も集英社の新装再編版などで読むことができます。
コジコジの言葉を前後の場面ごと味わうなら、集英社から出ている新装再編版の原作がおすすめです。
\ 「コジコジはコジコジだよ」の場面から読むなら /
コジコジの短い名言
コジコジの名言には、短いのに、生き方そのものを問いかけてくるような言葉があります。
コジコジは生まれた時からずーっと将来もコジコジはコジコジだよ
原作の第1話で、テストの点が悪かったコジコジが、担任の先生に「将来一体何になりたいんだ」と聞かれて答えた言葉です(参考:文春オンライン「さくらももこが遺してくれた数々の名言をもう一度!」)。
先生は将来の職業や目標を聞いたつもりでしたが、コジコジは、自分はずっと自分のままだ、と当たり前のことを当たり前に答えただけで、それ以上の言葉が返せなくなってしまいます。
何かにならなければいけない、という思い込みをあっさり崩す答えで、自分は自分のままでいい、と背中を押してくれる名言として、今も多くの人に引用されています。
飛べない時はゆっくり休めばいいじゃん
原作2巻で、突然空を飛べなくなって落ち込む正月君に、コジコジがかけた言葉です。
がんばらなきゃ、早く元に戻らなきゃ、と焦っている相手に、いったん休むという選択肢をさらりと差し出すところに、コジコジのやさしさが表れています。
休むことを決めた正月君は、そのあと再び飛べるようになり、がんばれないときは休んでいい、と伝えてくれる言葉として親しまれています。
知らない場所だから面白いんだよ
知らない場所をこわがる相手に、コジコジが語ったとされる言葉で、毎日知らない場所へ行くのが好きだ、という意味の言葉が続く形で紹介されています。
新しいことへの不安を、わくわくに変えてくれる一言ですが、原作の何巻の言葉かははっきり確かめられていません。
煽りや辛辣と言われるコジコジの名言
「コジコジ 煽り」「コジコジ 辛辣」と検索されるように、コジコジの言葉は、相手を挑発しているように見えることがあります。
盗みや殺しやサギなんかしてないよ 遊んで食べて寝てるだけだよ
毎日何をしているのか、と先生に叱られたコジコジが返す言葉として知られ、なんで悪いの?と続く形で紹介されています。
先生からすれば怠けているだけに見えても、コジコジ本人は何も悪いことはしていない、という理屈で、正論をそのまま返された大人がぐうの音も出なくなる場面です。
名言集では「えっ悪いの? 遊んで食べて寝てちゃダメ?」のような短い形でも出回っていますが、細かな言い回しは紹介する人によって違います。
コジコジの言葉が煽りに見える理由
コジコジには相手をからかうつもりはなく、思ったことをそのまま口にしているだけなのに、その正直さが、大人の常識や見栄を一瞬で崩してしまいます。
そのため、アニメの場面を切り取った画像にセリフを添えて、相手をやり込める「煽り画像」としてSNSで使われることが増えました。
ただ、出回っている画像の中には、作品にないセリフを後から書き加えたものもあるため、原作やアニメの言葉かどうかは確かめる必要があります。
前向きになれないときに読みたい言葉は、ネガティブな名言を紹介した記事でも取り上げています。
コジコジ以外のキャラクターの名言
メルヘンの国の住人たちにも、コジコジに負けないくらい心に残る言葉があります。
オレ達 ただモーレツに生きてるだけさ(カエルたち)
原作3巻で、カエルたちの遊びに意味を見いだせない人間のジョニーに、カエルたちが返した言葉です。
役に立つかどうかより、ただ好きなことに夢中になって生きる、という考え方は、作者のさくらももこさんの生き方にも重なる、と紹介されています。
コジコジの言葉として紹介されることもありますが、言っているのはカエルたちです。
次郎の口癖と「飛べない鳥、泳げない魚」
コジコジのつっこみ役の次郎は、半魚鳥という種族で、飛べない鳥であり泳げない魚でもある、という自分に悩むキャラクターです。
何者にもなれない自分を受け入れようとする次郎の言葉は、自分は自分のままでいいと言うコジコジの言葉と対になって、作品のテーマを伝えています。
ほかの作品の、ゆるくて深い言葉は、ムーミンの名言を解説した記事で紹介しています。
出典が確かめられないコジコジの名言
コジコジの名言として紹介される言葉の中には、原作やアニメのどこにあるか確かめられないものもあります。
「息を吸って吐くっ!それが生きる道」
コジコジの名言としてランキングなどで紹介されることがありますが、原作やアニメのどの場面の言葉かは確かめられていません。
「おしりがふたつに割れてるのは…」「ジョニー げんきんだしな」
どちらもコジコジらしい言葉としてSNSやまとめサイトで広まっていますが、何巻の何話の言葉かを示す確かな資料は見つかっていません。
「初めは誰もみんな思い出なんかないわ」は、正月君とお見合いをしたひな子の言葉として紹介されますが、こちらも原作やアニメの話数ははっきりしていません。
コジコジの名言に関するよくある質問
コジコジの短い名言は?
原作第1話の「コジコジは生まれた時からずーっと将来もコジコジはコジコジだよ」がよく知られています。
コジコジの言葉が煽りや辛辣と言われるのはなぜですか?
悪気のない正直な答えが、相手の常識や見栄をあっさり崩してしまうためです。
「モーレツに生きてるだけさ」はコジコジの言葉ですか?
原作3巻で、カエルたちがジョニーに返した言葉です。
コジコジの原作は何巻までありますか?
集英社の新装再編版は全3巻、幻冬舎の完全版は全4巻で刊行されています。
コジコジの名言まとめ
コジコジの名言は、言葉だけでなく、誰がどんな場面で言った言葉かまで確かめると、煽りや辛辣に見える一言の裏にある、まっすぐで自由な生き方がよくわかります。
「コジコジはコジコジだよ」や「飛べない時はゆっくり休めばいいじゃん」には、何者かにならなくていい、無理をしなくていい、というやさしさが込められています。
一方で、SNSの画像だけで広まり、原作の場面が確かめられない言葉もあります。
持ち帰りたい一言を選ぶなら、「コジコジはコジコジだよ」です。
気になった言葉は、原作の前後の場面ごと読んで、メルヘンの国のゆるくて深い世界を味わってみてください。