「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」は、アバッキオの名言として紹介されることの多い台詞ですが、話しているのはアバッキオの警官時代の同僚です。
ジョジョ5部『黄金の風』の名言は、台詞だけを並べるより、誰が誰に向けて、どの場面で言ったのかまで確かめると、ジョルノやブチャラティたちの覚悟や信念が見えてきます。
ギャングの世界が舞台の5部では、主人公たちだけでなく、敵として現れる男たちや名前のない警官の言葉にまで、それぞれの生き方が表れています。
この記事のポイント
- 「真実に向かおうとする意志」はアバッキオではなく元同僚の警官の言葉
- 「ウソをついてる『味』だぜ」はブチャラティがジョルノの汗をなめて言う台詞
- 「『覚悟』とは!!」の言葉はギアッチョとの戦いでジョルノが語る
- 「覚悟はいいか? オレはできてる」は6部ではなく5部のブチャラティの台詞
黄金の風はどんな物語か
名言の前後を追いやすいように、第5部の舞台と主な登場人物を先に押さえておきます。
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』は、2001年のイタリアを舞台に、DIOの息子ジョルノ・ジョバァーナがギャング組織「パッショーネ」に入団する物語です(出典:「ジョジョの奇妙な冒険」公式ポータルサイト「第5部 黄金の風」)。
公式ポータルサイトでは、第5部のテーマを「運命」と紹介しています。
物語は、DIOの息子とされる人物を探してイタリアを訪れた広瀬康一が、ジョルノに荷物を盗まれるところから始まります。
康一は第4部『ダイヤモンドは砕けない』にも登場する人物で、杜王町での戦いの言葉はジョジョ4部の名言をキャラと巻つきで解説した記事で紹介しています。
ジョルノが加わるのは、幹部ブローノ・ブチャラティが率いるチームで、アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴが部下として登場します。
テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は2018年10月5日に放送が始まり、全39話が放送されました。
ジョジョ5部の名言を話し手と場面で一覧に
この記事で紹介する22の言葉のうち、話し手と場面まではっきりしている主な言葉を一覧にします。
| 言葉 | 話し手 | 場面 |
|---|---|---|
| ウソをついてる『味』だぜ | ブチャラティ | ジョルノの汗をなめて嘘を見抜く |
| 正しいと信じる夢がある | ジョルノ | 物語の序盤、ジョルノを疑う康一に |
| 『覚悟』とは!! 暗闇の荒野に!! | ジョルノ | ギアッチョとの戦い |
| 覚悟はいいか? オレはできてる | ブチャラティ | プロシュート・ペッシとの戦い |
| 『任務は遂行する』『部下も守る』 | ブチャラティ | プロシュートに幹部失格と言われて |
| 『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ! | プロシュート | 弟分のペッシに心構えを教える |
| 兄貴の覚悟が! | ペッシ | プロシュートの最期の行動を見て |
| ウイルスは許可しないィィィィィーーーッ | イルーゾォ | ウイルスに感染した腕を切り落とす |
| オレの心を『裏切った』ッ! | ブチャラティ | ボスが娘を始末しようとしたと知って |
| 真実に向かおうとする意志 | アバッキオの元同僚の警官 | 死にゆくアバッキオに |
| ヤツはもうどこへも向かうことはない | ジョルノ | ディアボロとの最終決戦 |
| われわれは皆『運命の奴隷』だ | スコリッピ | ミスタに告げる |
このほか、フーゴ・ナランチャ・トリッシュ・ディアボロの言葉も、話し手と言葉の意味を中心に紹介します。
ジョルノ・ジョバァーナの名言
主人公ジョルノの言葉には、ギャングの世界に入りながら、街から麻薬をなくすという目的を見失わない強さが表れています。
「覚悟」とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!
氷のスタンド「ホワイト・アルバム」を使うギアッチョとの戦いで、ジョルノが語る言葉です。
アニメでは第19話「ホワイト・アルバム」の場面で、公式サイトのあらすじには、自分の犠牲をいとわない様子のミスタに、ジョルノが犠牲の心ではなく「覚悟」が必要だと示す流れが書かれています(出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト「第19話 ホワイト・アルバム」)。
マイナビニュースが会員300名に行ったアンケートでは5部の名言の2位に選ばれ、ジョルノがこの戦いで自分の腕を犠牲にしてでも勝つ方法を選んだと紹介されています(出典:マイナビニュース「『ジョジョ』5部の名言ランキング!」)。
この台詞での「覚悟」は、ただ死ぬ気でいることではなく、先が見えない中で自分の進む道を切り開くことだと言い切っています。
犠牲になればいいと考えるミスタへの答えとして読むと、仲間に生きて勝つ道を示す言葉だと受け取れます。
このジョルノ・ジョバァーナには正しいと信じる夢がある
マイナビニュースのアンケートで5位に入った言葉で、物語の序盤、自分に不信感を向ける広瀬康一に対してジョルノが言った台詞と紹介されています。
アニメの公式ポータルサイトでは、ジョルノの夢を、街に麻薬を流す組織のボスを倒して、街から麻薬を排除することと説明しています。
ギャングになろうとする少年が「正しい」と言い切るところに、悪の側に身を置きながら正義を目指す5部の主人公らしさがあります。
子供に麻薬を流すようなギャングを消し去るには
このあとに「自らギャングにならなくっちゃあいけないって事さ」と続く、ジョルノの言葉です。
アニメイトタイムズの名台詞集では、ブチャラティが組織にいながら麻薬を嫌っていると気づいたジョルノが、和解を申し入れるときの台詞として紹介されています(出典:アニメイトタイムズ「『ジョジョの奇妙な冒険』名言・名台詞・名シーン集」)。
外から非難するのではなく、組織の内側に入って変えるという考え方が、ひと言で表れています。
前の「夢」の言葉と合わせて読むと、ジョルノがギャングを目指す理由がはっきりします。
2度同じ事を言わせないでくださいよ
「1度でいい事を2度言わなけりゃあいけないってのは」と続く、ジョルノの台詞です。
ていねいな言葉づかいのまま相手を突き放す言い方に、ジョルノの落ち着きと冷たさが同居しています。
ジョルノと康一の出会いから始まる第5部の1冊目は、集英社文庫(コミック版)の『ジョジョの奇妙な冒険 30 Part5 黄金の風 1』で読めます。
\ ジョルノの物語を最初から /
ブローノ・ブチャラティの名言
チームのリーダー、ブチャラティの言葉には、ギャングでありながら自分の正しさを手放さない姿勢が表れています。
この味は!…ウソをついてる『味』だぜ…
涙目のルカに重傷を負わせた犯人を探るブチャラティが、ジョルノの汗をなめて嘘を見抜こうとする場面の台詞で、アニメでは第2話「ブチャラティが来る」で描かれる二人の戦いの中の言葉です。
マイナビニュースのアンケートでは、5部の名言の1位に選ばれています。
汗をなめて嘘を確かめるという意外な行動が強く印象に残る、ブチャラティとジョルノの最初の対決の台詞です。
ジョルノの動揺を見逃さない観察の鋭さも、この場面からよく伝わります。
『任務は遂行する』『部下も守る』
このあとに「『両方』やらなくっちゃあならないってのが『幹部』のつらいところだな」と続く言葉です。
幹部が自分から前に出てきたことを、敵のプロシュートに幹部失格だと言われ、ブチャラティが返した台詞として紹介されています。
任務と部下のどちらかを選ぶのではなく、両方を引き受けると言い切るところに、チームの信頼を集めるリーダーの姿があります。
覚悟はいいか? オレはできてる
ブチャラティがプロシュート、ペッシと戦う場面の台詞で、Real Soundの記事では、この戦いを名言の宝庫と呼び、「覚悟はいいか?」と「アリーヴェデルチ」がどちらもこのバトルに出てくる台詞だと紹介しています。
相手に覚悟を問う前に、自分はもうできていると先に言ってしまう言い回しが、ブチャラティの迷いのなさを表しています。
この台詞は6部の名言として紹介されることもありますが、5部のブチャラティの言葉で、ジョジョ6部の名言を人物と場面つきで解説した記事でもこの取り違えにふれています。
アリーヴェデルチ!
ブチャラティがスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」のラッシュの締めに言う決め台詞で、イタリア語で「さよなら」を意味します。
マイナビニュースのアンケートでは6位に入り、もう聞こえていない相手に別れのあいさつを贈るところに、ブチャラティの誠実な一面が感じられると紹介されています。
イタリアが舞台の5部らしく、決め台詞にもイタリア語が使われているのが特徴です。
ゆるさねえッ! あんたは今再びッ! オレの心を『裏切った』ッ!
組織のボスが、自分の娘トリッシュを確実に始末しようとしていたと知ったブチャラティが、怒りをぶつける言葉です。
マイナビニュースのアンケートでは3位で、麻薬取引に関わっていたうえに娘まで始末しようとしたボスへの憤りがこめられていると紹介されています。
この台詞の前には「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ! なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ……!!」という言葉があり、同じアニメイトタイムズの名台詞集では、ここから「オレの心を『裏切った』ッ!」までを一続きの台詞として紹介しています。
マイナビニュースのアンケートでも、前半の「吐き気をもよおす『邪悪』」の言葉が、別に11位に入っています。
何も知らない者を自分の利益のためだけに利用することを「邪悪」と呼んでいて、父親であるボスが娘を保身に使おうとしたことへの怒りが、この言い方に表れていると受け取れます。
アニメイトタイムズでは、「吐き気をもよおす『邪悪』」の部分がネットスラングとしても知られていると紹介されています。
公式サイトの第21話「キング・クリムゾンの謎」のあらすじにも、ブチャラティが「信じた正義を再び裏切った」ボスを倒し、トリッシュを救い出すと決意する流れが書かれています。
「今再び」という言葉からは、麻薬を扱う組織にすでに一度裏切られていたブチャラティの思いが読み取れます。
オレは『正しい』と思ったからやったんだ 後悔はない
このあとに「オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」と続く言葉で、ボスとの戦いを決意したブチャラティの覚悟が表れています。
公式ポータルサイトのあらすじでは、組織を裏切ると決めたブチャラティに、ジョルノ、アバッキオ、ミスタ、ナランチャが、それぞれの意志でついていくことを選んだと書かれています。
組織の中での安全よりも、自分が正しいと信じられる道を選ぶという決断が、ここから先の5部の物語を動かしていきます。
ブチャラティの決断からボスとの戦いまでは、テレビアニメで声と動きのついた場面として見返せます。
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の配信状況や料金は変わることがあるため、公式サイトで確認してください。
\ 覚悟の場面をアニメで /
敵として立ちはだかる男たちの名言
ブチャラティたちを追う敵の中にも、自分なりの流儀を貫いた言葉を残した人物がいます。
『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!
プロシュートが、まだ半人前の弟分ペッシに、ギャングとしての心構えを行動で教えるため、ミスタを拳銃で撃つ前に言う台詞です。
同じReal Soundの記事では、第53巻からの引用として紹介されています。
マイナビニュースのアンケートでは、同じ場面の別の部分「『ブッ殺す』…そんな言葉は使う必要がねーんだ」が6位に入っていて、「ブッ殺す」とくり返すペッシを叱る言葉として紹介されています。
アニメでは、走る列車の中での戦いを描いた第15話・第16話「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)」で、プロシュートとペッシがブチャラティたちを追い詰めます。
口にする前にもう行動を終えているべきだという考え方は、プロの暗殺者としての誇りを表していると受け取れます。
『成長しろ』! ペッシ
このあとに「『成長』しなきゃあオレたちは『栄光』をつかめねえ」と続く、プロシュートの言葉です。
マイナビニュースのアンケートでは11位に入っていて、敵でありながら、弟分を本気で育てようとする兄貴分の姿がよく表れています。
わかったよプロシュート兄ィ!! 兄貴の覚悟が! 『言葉』でなく『心』で理解できた!
ブチャラティとともに列車の外へ落ち、瀕死の状態で列車にしがみつきながらスタンドを発動するプロシュートの姿を見て、ペッシが叫ぶ言葉です。
公式サイトの第16話のあらすじにも、プロシュートの覚悟を「言葉」ではなく「心」で理解したペッシの姿が書かれています(出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト「第16話 偉大なる死 その②」)。
口で叱られていたペッシが、兄貴分の行動を見て急に成長する場面で、5部の「覚悟」がどう受け継がれるかを示す言葉です。
ウイルスは許可しないィィィィィーーーッ
ジョルノの機転で逆に追い込まれ、ウイルスに感染したイルーゾォが、この言葉を叫びながら自分の腕を切り落とす場面の台詞です。
マイナビニュースのアンケートでは6位に入り、必死すぎる叫びが少しコミカルに映る場面として紹介されています。
ネットでは、許可したくないものがあるときにこの言葉が使われることもあります。
「真実に向かおうとする意志」はアバッキオの言葉ではない
5部の名言の中で、話し手が最も取り違えられやすいのが、アバッキオの最期の場面で語られる言葉です。
話しているのは警官時代の同僚
「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」は、死にゆく意識の中のアバッキオに、警官時代の同僚が語りかける台詞で、Real Soundの記事では第59巻からの引用として紹介されています(出典:Real Sound ブック「『ジョジョの奇妙な冒険』珠玉の名言5選」)。
マイナビニュースのアンケートでも、話し手は「警官」とされていて、アバッキオが走馬灯の中でこの言葉を告げられる場面だと紹介されています。
アバッキオは、正義感あふれる警察官だったものの、社会の矛盾に失望してギャングになった人物だと、公式ポータルサイトの人物紹介に書かれています。
正義を捨てたように見えた元警官が、最期にかつての同僚から認められるという流れを知ると、この言葉の重みが変わって見えます。
「結果」だけを求めない考え方
同じ警官は、「『結果』だけを求めていると人は近道をしたがるものだ」とも語っています。
近道をすると真実を見失うかもしれない、だから向かおうとする意志さえあれば、今回は犯人が逃げても、いつかはたどり着くという考え方です。
Real Soundの記事は、この言葉を、「結果」だけを残すボスのスタンド「キング・クリムゾン」へのアンチテーゼのような言葉だと読んでいます。
警官はさらに「アバッキオ おまえはりっぱにやったのだ」と続け、アバッキオの意志は、あとの仲間たちが感じとってくれていると語ります。
すぐに成果が出ないときに、向かい続けること自体に意味があると支えてくれる言葉として受け取れます。
フーゴ・ナランチャ・トリッシュの言葉
ブチャラティのチームのメンバーや、護衛の対象になったトリッシュにも、印象に残る言葉があります。
ろくご30ってやっておきながら なんで30より減るんだ
このあとに「この……ド低能がァーーッ」と続く、フーゴの言葉で、マイナビニュースのアンケートでは21位に入っています。
九九の「ろくご30」を持ち出しているとおり、計算をめぐってフーゴが怒りを爆発させる台詞です。
公式ポータルサイトでは、フーゴはIQ152を誇るチームのブレーン役で、暴行事件がきっかけで組織に入ったと紹介されています。
冷静な頭脳派という紹介とは違う、激しい一面がのぞく台詞です。
ボラーレ・ヴィーア
ナランチャの言葉で、イタリア語で「飛び去る」という意味の言い回しです。
マイナビニュースのアンケートでは23位に入っていて、イタリアを舞台にした5部らしい名言のひとつです。
ナランチャは、人生に絶望していたときに叱ってくれたブチャラティに恩を感じて組織に入った人物だと、公式ポータルサイトで紹介されています。
そう……一味……違うのね……
組織のボスの娘、トリッシュ・ウナの言葉で、マイナビニュースのアンケートでは18位に入っています。
公式ポータルサイトでは、トリッシュは高飛車な15歳だが芯は強いと紹介されています。
言葉を区切りながら静かに認める言い方に、トリッシュの気の強さと素直さの両方が表れていると受け取れます。
ジョジョ以外の作品からも名台詞を探したい方は、場面別に名台詞を解説したアニメの名言集も読んでみてください。
ディアボロと「運命」をめぐる言葉
公式ポータルサイトが第5部のテーマを「運命」としているとおり、物語の終盤には運命をめぐる言葉が続きます。
これは『試練』だ 過去に打ち勝てという『試練』とオレは受け取った
組織のボス、ディアボロの言葉で、「人の成長は未熟な過去に打ち勝つことだとな…」と続きます。
マイナビニュースのアンケートでは18位に入っています。
自分の正体を消すために娘まで始末しようとするボスが、成長や試練を語るところに、ディアボロという敵の自分本位な考え方が表れていると読むこともできます。
ヤツはもうどこへも向かうことはない
ディアボロとの最終決戦で、ジョルノが新しい力を手にしたあとに語る言葉で、「『死ぬ』という真実にさえ到達することは決して…」と続きます。
公式サイトの第38話「ゴールド・E・レクイエム」のあらすじには、進化したジョルノのスタンドが、ディアボロを「死ぬ」という真実へさえも辿り着かない終わりのない「終わり」へと葬ると書かれています。
同じあらすじには「真実から出た『誠の行動』は決して滅びはしない」という言葉も引かれていますが、あらすじの中では誰の言葉かは書かれていません。
真実に向かう意志を語った警官の言葉と、真実にたどり着けなくなるボスの結末が、対になっていると読むこともできます。
運命とは『眠れる奴隷』だ
ブチャラティの言葉で、「オレたちはそれを解き放つことができた……それが勝利なんだ」と続き、マイナビニュースのアンケートでは14位に入っています。
アニメの最終話となる第39話の題も「眠れる奴隷」で、5部全体を締めくくる言葉になっています。
決められた運命の中でも、自分たちの意志で動いたことに意味があるという考え方は、第7部でジャイロが語る「納得」にも通じるところがあり、ジョジョ7部の名言を巻数と場面つきで解説した記事で読み比べられます。
われわれは皆『運命の奴隷』だ
アニメ第39話で、彫刻家のスコリッピがミスタに告げる言葉です(出典:TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト「第39話 眠れる奴隷」)。
第39話は、ジョルノがブチャラティたちと出会う前の出来事を描いた話で、ミスタの前に現れた奇妙な石が、ブチャラティのある運命を告げていたとあらすじに書かれています。
運命を変えられないと語る言葉が最後に置かれることで、それでも意志を持って進んだブチャラティたちの選択が、より強く印象に残ります。
5部の名言にくり返し出てくる「覚悟」
ここまでの言葉を並べると、5部では「覚悟」という言葉が、主人公と敵の両方にくり返し出てくることが分かります。
「覚悟」が語られる主な場面は、次のとおりです。
- ギャングになるというジョルノの覚悟を、ブチャラティが理解して入団試験を受けさせる場面(アニメ第3話のあらすじ)
- 犠牲の心ではなく覚悟が必要だと、ジョルノがミスタに示すギアッチョ戦(アニメ第19話)
- 「覚悟はいいか? オレはできてる」と言い切るブチャラティ
- プロシュートの覚悟を、ペッシが心で理解する列車の戦い(アニメ第16話)
- 自分の腕を切り落としてでもウイルスから逃れようとするイルーゾォ
Real Soundの記事も、「覚悟」は第5部に通じている精神だと書いています。
敵味方を問わず、命をかける場面で何を選ぶかが言葉になっていることが、5部の名言に重みがある理由のひとつだと受け取れます。
ジョジョ5部の名言に関するよくある質問
ジョジョ5部で一番人気の名言は?
マイナビニュースが会員300名に行ったアンケートでは、ブチャラティの「この味は!…ウソをついてる『味』だぜ…」が1位でした。
「真実に向かおうとする意志」はアバッキオの台詞ですか?
いいえ、アバッキオの警官時代の同僚が、死にゆくアバッキオに語りかける台詞です。
「覚悟はいいか? オレはできてる」は何部の台詞ですか?
5部『黄金の風』で、ブチャラティがプロシュート、ペッシと戦う場面の台詞です。
5部の原作は何巻から読めばいいですか?
集英社文庫(コミック版)では、第30巻が「Part5 黄金の風 1」として第5部の始まりにあたります。
ジョジョ5部のアニメは全何話ですか?
テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は全39話で、2018年10月5日に放送が始まりました。
ジョジョ5部の名言のまとめ
ジョジョ5部の名言は、台詞だけでなく、話し手・相手・場面まで確かめると、ジョルノやブチャラティ、そして敵の男たちの覚悟や信念が見えてきます。
アバッキオの名言とされがちな「真実に向かおうとする意志」のように、話し手を取り違えて広まっている言葉もあるので、引用するときは誰の言葉かを確かめてください。
持ち帰りたい一言を選ぶなら、ジョルノの「『覚悟』とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!」と、警官の「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」です。
気になった言葉は、原作やアニメの場面に戻って、前後の物語ごと味わってみてください。