「夢にときめけ!明日にきらめけ!!」は、TBSのドラマ『ROOKIES』(ルーキーズ)第1話で、新任教師の川藤幸一が体育館の壇上であいさつしたときの言葉です。
『ROOKIES』の名言は、台詞だけを並べて読むより、誰が誰に向けて、どの場面で言ったのかまで確かめると、夢と仲間をめぐる物語の意味が見えてきます。
川藤の言葉には古典や偉人の名言を引いたものが多く、相手が反発する部員なのか、退学を口にする校長なのか、試合中のナインなのかで、同じ「夢」の言葉でも受け取り方が変わるからです。
部員たちの短い台詞も、乱闘事件で止まっていた野球部が仲間として戻っていく流れの中に置くと、一言ごとの重さがはっきりします。
この記事のポイント
- 「夢にときめけ!明日にきらめけ!!」は第1話のあいさつで、川藤の座右の銘
- 川藤は古典や偉人の言葉を引いて、部員を叱り、守り、励ます
- 部員の台詞は、仲間と野球に戻っていく気持ちの変化を映している
- 話数と場面は、TBSのドラマ公式サイトで紹介されている範囲で示す
ROOKIES(ルーキーズ)の名言一覧
この記事で紹介する23の言葉を、話し手と話数・場面つきで一覧にします。
話数は、2008年に放送されたTBSのドラマ版のものです。
| 言葉 | 話し手 | 話数・場面 |
|---|---|---|
| 夢にときめけ!明日にきらめけ!! | 川藤幸一 | 第1話・着任のあいさつ |
| 夢は不満足から生まれる。満ち足りた人間は夢を見ない | 川藤幸一 | 第1話・朝礼で野球部員に |
| 燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや | 川藤幸一 | 第1話・部室の安仁屋たちに |
| 小人閑居して不善をなす | 川藤幸一 | 第2話・若菜に |
| 寛大は正義の花である | 川藤幸一 | 第3話・退学を言う村山校長に |
| 大事なものを守りたいなら、部活に行くと言え | 川藤幸一 | 第3話・バットを手に飛び出す若菜たちに |
| 天網恢恢疎にして漏らさず | 川藤幸一 | 第4話・新庄に暴力を振るった黒江に |
| 人に交わるには信を以ってすべし | 川藤幸一 | 第4話・新庄のプリクラのエピソード |
| 精神一到、何事か成さざらん | 川藤幸一 | 第5話・用賀第一と8対8で並んだとき |
| 怒りは無謀を以って始まり、後悔を以って終わる | 川藤幸一 | 第5話・ビーンボールに怒った若菜に |
| 間違いと失敗は、我々が前進するための訓練である | 川藤幸一 | 第6話・マネージャーの塔子に |
| お前たちには、どこにも負けないチームワークという武器がある! | 川藤幸一 | 第7話・目黒川高校との練習試合を前に |
| 断じて行えば鬼神もこれを避く | 川藤幸一 | 第7話・目黒川高校に着いたナインに |
| あきらめたバットには絶対、ボールは当たってくれない | 川藤幸一 | 目黒川高校に3点差を付けられた場面 |
| 夢に凶器はいらない | 川藤幸一 | 第9話・争いを仕掛ける上坂に |
| 自分たちの好きな野球をやる。あきらめずに走り続けることが大事 | 川藤幸一 | 第10話・記者の吉田に |
| みんなともう一度、野球がしたかった | 御子柴徹 | 第2話・野球部の再開を願う思い |
| 笑って高校を卒業したい | 関川秀太 | 第2話・御子柴と部活を再開する |
| お前はおとなしく野球をやってろ | 新庄慶 | 第3話・安仁屋に |
| 同じユニフォームでここに立ちたかった… | 新庄慶 | 第6話・用賀第一戦の9回裏 |
| 手を出すんじゃねぇ! | 桧山清起 | 第7話・江夏に殴りかかろうとする安仁屋に |
| もっと熱くなれることを見つけろ | 安仁屋恵壹 | 第9話・1年生の上坂に |
| 自分自身で使い物にならないと思ったら自分でマウンドを降りる | 安仁屋恵壹 | 第11話・ケガを心配する御子柴に |
川藤の言葉は、TBSのドラマ公式サイトの「川藤“格言”語録」で話数と場面が紹介されているものと、各話のあらすじに出てくるものです。
部員たちの台詞は各話のあらすじで紹介されているもので、放送での細かな言い回しとは少し違う場合があります。
『ROOKIES』とはどんな作品か
名言の場面をたどる前に、作品の基本と、原作・ドラマ・映画の関係を押さえておきます。
『ROOKIES』は森田まさのりさんの漫画で、1998年から週刊少年ジャンプで連載されました(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「イントロダクション」)。
ドラマ版はTBSで2008年4月19日に始まり、7月26日の第11話で最終回を迎えました。
川藤幸一を佐藤隆太さん、安仁屋恵壹を市原隼人さん、キャプテンの御子柴徹を小出恵介さんが演じています。
舞台は二子玉川学園高校、通称ニコガクで、野球部は試合中の乱闘事件で活動停止になり、部室は不良のたまり場になっていました。
そこへ赴任した国語教師の川藤が野球部の顧問になり、部員たちとぶつかりながら甲子園を目指す、というのが物語の骨組みです。
2009年5月30日には、ドラマの続きを描く映画『ROOKIES-卒業-』が公開され、3年生になった部員たちが新入生2人を迎えて最後の甲子園を目指しました。
ほかの作品の名台詞と見比べたい方は、アニメの名言を場面別にまとめた記事も参考になります。
川藤幸一の名言|夢を語る言葉
川藤の言葉の中心にあるのは「夢」で、第1話からその姿勢がはっきり示されています。
夢にときめけ!明日にきらめけ!!
ニコガクに赴任した川藤が、第1話で体育館の壇上からあいさつしたときの言葉で、川藤の座右の銘でもあります(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「川藤“格言”語録 Vol.13」)。
公式サイトの第1話のあらすじでは、川藤が夢に向かって一緒にがんばろうと呼びかけると、安仁屋たちがそろって笑い、夢をあきらめるなと続ける川藤に、安仁屋が「無駄だ」と言い放ちます。
つまりこの言葉は、聞く側がまったく受け入れていない場所で、最初に投げられた言葉です。
「ときめけ」と「きらめけ」の言葉遊びは明るく響きますが、夢をあきらめた部員たちを前に言うからこそ、川藤の本気が伝わる言葉だと受け取れます。
夢は不満足から生まれる。満ち足りた人間は夢を見ない
同じ第1話の朝礼のあいさつで、川藤が安仁屋たち野球部のメンバーに向けて言った言葉です。
もとはフランスの作家アンリ・ド・モンテルランの言葉で、川藤はそれを引いています。
夢というと明るいものを思い浮かべますが、この言葉は、満たされない気持ちこそが夢の出発点だと言っています。
活動停止で行き場をなくした部員たちの不満を、責めるのではなく夢の種として見ている、と読むことができます。
燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや
第1話で、部室に集まっていた安仁屋たちに、川藤が初めて直接向けた言葉です。
「燕雀(えんじゃく)」はツバメやスズメのような小さな鳥、「鴻鵠(こうこく)」はオオトリやハクチョウのような大きな鳥のことで、小さな鳥には大きな鳥の志が分からない、という中国の故事に由来します。
夢を笑う人には、大きな志を持つ人の気持ちは分からない、という意味で使われます。
川藤が部員を「小さな鳥」と見下しているのではなく、夢を笑う側に立たないでほしいという呼びかけとして受け取れます。
この世は希望だらけだ・夢を持つ人間をバカにするな
TBSの番組紹介では、将来に希望を持てない若者たちに「この世は希望だらけだ」「夢を持つ人間をバカにするな」と叱ってくれる先生として、川藤が紹介されています。
何話のどの場面の台詞かまでは書かれていないため、この記事の23の言葉には数えていません。
それでも、川藤という人物がどんな言葉で生徒に向き合うのかを、一番短く表した言い方として読めます。
原作の第1巻では、川藤が二子玉川学園高校に赴任して野球部の再建に乗り出し、反発する部員から前の学校で「暴力教師」として辞めた過去を暴露されるところまでが描かれています(出典:集英社「ROOKIES 1(集英社文庫・コミック版)」)。
川藤と部員たちの出会いを漫画で読みたい方は、集英社文庫(コミック版)の第1巻から入れます。
\ 川藤の赴任から読み返す /
部員を叱り、守るための言葉
川藤は国語教師らしく、ことわざや偉人の名言に詳しく、生徒を諭すときにそれらを引き合いに出す人物として描かれています(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「人物詳細 川藤幸一」)。
前半の話では、その言葉が部員を叱る場面と、部員を守る場面の両方で使われます。
小人閑居して不善をなす
第2話で、川藤が若菜智哉に向けて言った中国の古典の言葉です。
「小人」は子どものことではなく、徳の足りない人のことで、そういう人は暇を持て余すと良くないことをする、という意味です。
部活が止まり、時間を持て余して荒れていた部員たちの状態を、そのまま言い当てた言葉と受け取れます。
ただ、川藤は叱って終わるのではなく、打ち込めるものを持てば変われるはずだという前提で話しているように読めるところが、この作品らしさです。
寛大は正義の花である
第3話で、乱闘騒ぎを起こした野球部員を退学にするという村山校長に向けて、川藤が言った言葉です。
アメリカの作家ナサニエル・ホーソーンの言葉として、公式サイトで紹介されています。
正しさを貫くことは大切でも、相手を許す広い心がなければ、その正しさは実を結ばない、という意味に読めます。
生徒を処分しようとする大人に、生徒の側に立って言い返す場面で使われていることに注目すると、川藤が誰を守ろうとしているのかがよく分かります。
大事なものを守りたいなら、部活に行くと言え
第3話では、野球部に恨みを持つ不良グループが部員を襲い、部室を荒らす事件が起きます。
新庄慶が一人で不良グループのもとへ向かったと知り、バットを手に部室を飛び出そうとする若菜たちに、川藤が言い放ったのがこの言葉です。
仲間を守るために殴り合いに行けば、せっかく再開した野球部がまた止まってしまいます。
本当に守るべきものは何か、と部員に選ばせる言葉で、乱闘で一度すべてを失った部員たちにとって重い一言です。
天網恢恢疎にして漏らさず
第4話で、新庄に暴力を振るった黒江に向けて、川藤が言った老子の言葉です。
天の網は目が粗いように見えても、悪いことをした者を決して取り逃がさない、という意味で、悪い行いには必ず報いがあると伝えています。
生徒を信じる川藤が、生徒を傷つける相手にははっきり怒る場面なので、優しいだけの先生ではないことが伝わります。
人に交わるには信を以ってすべし
同じ第4話で、新庄のプリクラのエピソードの中で川藤が言った、福沢諭吉の言葉です。
人と付き合うときは、まず相手を信じる心で接するべきだ、という意味です。
仲間とけんか別れのような状態になっていた新庄に、もう一度人を信じることから始めてほしい、と伝える言葉として読めます。
試合でナインの背中を押した言葉
練習試合が始まると、川藤の言葉は叱る言葉から、ナインを奮い立たせる言葉へと変わっていきます。
精神一到、何事か成さざらん
第5話、用賀第一高校との練習試合で、ニコガクが8対8の同点に追いついたとき、ナインの健闘を指して川藤が言った言葉です(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「川藤“格言”語録 Vol.05」)。
中国・宋の時代の儒学者、朱熹の言葉を集めた『朱子語類』にある言葉で、心を一つにして取り組めば、成し遂げられないことはない、という意味です。
ばらばらだった部員がひとつのチームとして戦えた瞬間に出た言葉なので、技術よりも気持ちがそろったことをほめていると受け取れます。
怒りは無謀を以って始まり、後悔を以って終わる
同じ第5話で、相手投手からビーンボールを受けて怒った若菜を止めるために、川藤が言った言葉です。
古代ギリシアの数学者ピタゴラスの言葉として紹介されていて、急な怒りは無茶な行動を生み、最後は後悔で終わる、という意味です。
この試合は、試合前に主審から没収試合もありうると釘を刺されていた試合です。
若菜の怒りを頭ごなしに否定せず、その先にある後悔を見せて止めているところに、川藤の言葉の選び方が表れています。
間違いと失敗は、我々が前進するための訓練である
第6話で、ナインの練習を見守る川藤が、マネージャーの八木塔子に言った言葉です。
19世紀アメリカの牧師ウィリアム・エラリー・チャニングの言葉で、失敗をくり返すことが前に進むための練習になる、という考え方を表しています。
過去に大きな失敗をした部員たちを見守る立場の言葉なので、失敗した人を切り捨てない川藤の姿勢がよく出ています。
お前たちには、どこにも負けないチームワークという武器がある!
第7話で、スター選手がそろう目黒川高校との練習試合を前に、川藤がナインを励ました言葉です。
このとき川藤は、中国の古典『孟子』にある「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず」という言葉も引いています。
天が与える好機よりも地の利が、地の利よりも人の和が大切だ、という意味で、川藤はそれを「チームワーク」という分かりやすい言葉に置き換えています。
指導者がチームにかける言葉を見比べたい方は、スラムダンクの名言をまとめた記事も読んでみてください。
断じて行えば鬼神もこれを避く
同じ第7話で、目黒川高校へ練習試合にやって来たナインに、川藤が言った言葉です。
中国の歴史書『史記』にある言葉で、強い意志を持って事に当たれば、邪魔をするものも道を譲る、という意味です。
目黒川高校は、ニコガク野球部の元部員で暴行事件を起こして退学した江夏がいるチームで、川藤はこの試合を、愚かだった頃の自分たちと決別する試合だとナインに語っています。
過去と向き合う試合の前だからこそ、迷わずに踏み出せという意味が強く響きます。
あきらめたバットには絶対、ボールは当たってくれない
目黒川高校に3点差を付けられて追い込まれたナインを、川藤が奮い立たせた言葉です。
公式サイトでは、このあとに自信を持って振れば目をつぶっていても当たることがある、と続けたことが紹介されています。
結果を約束する言葉ではなく、振らなければ何も起きないという当たり前のことを、野球の言葉で伝えているところに説得力があります。
終盤の言葉|夢を守るために
夏の甲子園の東京予選が近づく第9話から最終回にかけて、川藤の言葉は、夢を守るための言葉になっていきます。
夢に凶器はいらない
第9話で、ニコガクナインに争いを仕掛ける1年生の上坂に対して、川藤が諭した言葉です(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「川藤“格言”語録 Vol.12」)。
このとき川藤は、イギリスの作家サミュエル・スマイルズの『自助論』にある「天は自らを助くるものを助く」も引いています。
上坂はケンカで東京制覇をすると言う生徒で、かつてのニコガク野球部と同じ道を歩きかけています。
暴力で何かを手に入れようとする相手に、夢は自分の力で追うものだと伝える言葉として読めます。
自分たちの好きな野球をやる。あきらめずに走り続けることが大事
第10話で、モーニングスポーツの記者の吉田に、快進撃が偽物なら暴いてやると言われた川藤が答えた言葉です。
勝ち負けや周りの評判ではなく、好きな野球をあきらめずに続けることを大事にしていると、川藤は答えています。
あらすじでは、この答えを聞いた吉田が、ニコガク野球部に期待に似た楽しみを感じ始めたと描かれています。
最終回で御子柴が伝えた川藤の言葉
最終回の第11話では、川藤が予選のベンチに入れなくなり、安仁屋・若菜・関川がけがをしたまま、目黒川高校との試合に臨みます。
試合前、キャプテンの御子柴は、道を切り開くのは自信と勇気だという川藤の言葉を使って、ナインにゲキを飛ばしています。
川藤がその場にいなくても、川藤の言葉が部員の口から仲間へ渡っていくところに、この物語が積み重ねてきたものが表れています。
部員たちの名台詞
川藤の言葉を受け止める部員たちの台詞は、短くても、それぞれの立場と変化がよく表れています。
御子柴徹|みんなともう一度、野球がしたかった
第2話のあらすじで、川藤が野球部の監督を務めるきっかけになった御子柴の思いとして紹介されている言葉です。
御子柴は中学3年間ずっと補欠でも野球が好きで、活動停止後の野球部ではパシリをさせられていた部員です。
一人でも野球をやりたいと願う生徒がいるなら力になる、という川藤の言葉に心を動かされ、最初にユニフォームに袖を通し、のちにキャプテンを任されます。
強い選手の言葉ではなく、一番弱い立場にいた部員の願いから野球部が動き出すところに、この作品の仲間の描き方が表れています。
関川秀太|笑って高校を卒業したい
第2話で、御子柴とともに部活を再開した関川の気持ちとして、あらすじで紹介されている言葉です。
甲子園や勝利ではなく、笑って卒業したいという願いは、大きな夢よりも身近で、だからこそ多くの人が共感しやすい言葉です。
新庄慶|お前はおとなしく野球をやってろ
第3話で、野球部を襲った不良グループの一人に詰め寄る安仁屋を、新庄が殴り飛ばして言った言葉です(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「あらすじ 第3話」)。
新庄はそのまま、一人で不良グループのもとへ向かいます。
乱暴な言い方ですが、自分が泥をかぶってでも安仁屋には野球を続けさせたいという気持ちが隠れている、と読める台詞です。
その新庄は第6話、用賀第一戦の9回裏にユニフォーム姿で現れ、「同じユニフォームでここに立ちたかった…」と打ち明けて代打に立ちます。
第3話で仲間から離れた新庄が、同じユニフォームを選んで戻ってくる流れまで続けて見ると、2つの台詞の意味が重なります。
桧山清起|手を出すんじゃねぇ!
第7話で、バッティングセンターで不良高校生に暴行された桧山が、江夏に殴りかかろうとする安仁屋を止めた言葉です。
桧山は、暴行事件を起こせば甲子園への道が閉ざされると考えて、自分がやられても拳を収めていました。
一番殴り返したいはずの本人が仲間を止めるところに、野球部がもう昔の野球部ではないことが表れています。
安仁屋恵壹|もっと熱くなれることを見つけろ
第9話で、ケンカで東京制覇をすると言う1年生の上坂に、安仁屋が言い返した言葉です。
第1話で川藤の言葉を「無駄だ」と切り捨てた安仁屋が、今度は年下の不良に、熱くなれるものを探せと言う側に回っています。
最終回の第11話では、わき腹のけがを押して投げる安仁屋が、心配する御子柴に「自分自身で使い物にならないと思ったら自分でマウンドを降りる」と答えています。
仲間に心配をかけまいとする強がりにも、エースとしての責任感にも読める台詞で、安仁屋がチームを背負う立場になったことが分かります。
同じ高校野球を描いた作品の言葉は、ダイヤのAの名言を紹介した記事でも読めます。
原作・ドラマ・映画で台詞を確かめるときのポイント
『ROOKIES』の名言を引用するときは、原作・ドラマ・映画のどれの言葉なのかを分けて考えると、取り違えを防げます。
この記事で話数を示した言葉は、すべてドラマ版のものです。
川藤が前の学校で生徒を殴って辞めた過去を持つことは、原作の第1巻とドラマの人物紹介の両方で示されていて、作品の出発点は共通しています。
一方で、原作の何巻の何話に同じ台詞があるか、ドラマで言い回しが変わっているかは、単行本で確かめるのが確実です。
映画『ROOKIES-卒業-』では、新入部員の赤星奨志を山本裕典さん、濱中太陽を石田卓也さんが演じ、ドラマにはいなかった2人が加わります(出典:TBS『ROOKIES』公式サイト「映画化情報」)。
川藤を演じた佐藤隆太さんは、映画のラストで卒業する部員が川藤に感謝を伝える台詞について、キャストそれぞれが言いたいことを台詞にした、と話しています(出典:シネマトゥデイ「『ROOKIES -卒業-』佐藤隆太 単独インタビュー」)。
公開初日の舞台あいさつでは、佐藤さんが「今日をもってこのユニフォームを脱ぎます」と卒業を宣言しました(出典:映画.com「佐藤隆太、『今日でユニフォームを脱ぎます』と卒業宣言」)。
ドラマの第1話から映画の卒業までを続けて見ると、川藤の言葉が部員たちの中でどう育っていったかがよく分かります。
ドラマ全11話と映画『ROOKIES-卒業-』は、DMM TVで配信されています。
配信状況や料金は変わることがあるので、見る前にDMMの公式サイトで確かめてください。
\ 名場面を話数で見直す /
ルーキーズの名言に関するよくある質問
ルーキーズで一番有名な名言は?
川藤幸一の「夢にときめけ!明日にきらめけ!!」で、ドラマ第1話の着任のあいさつで語られ、川藤の座右の銘とされています。
川藤の名言にことわざや古典が多いのはなぜ?
川藤が国語教師で、ことわざや偉人の名言に詳しく、生徒を諭すときに引き合いに出す人物として描かれているからです。
「この世は希望だらけだ」は誰の言葉?
TBSの番組紹介で、川藤が生徒を叱るときの言葉として紹介されています。
何話のどの場面かは示されていないため、引用するときは話数を書かずに使うのが無難です。
原作漫画の台詞もドラマと同じ?
話の骨組みは共通していますが、台詞の言い回しや場面の順番まで同じとは限りません。
原作の台詞として引用したいときは、単行本で巻と話を確かめてから使ってください。
ルーキーズの名言のまとめ
『ROOKIES』(ルーキーズ)の名言は、話し手と相手、どの話のどの場面かまで知ると、夢と仲間をめぐる物語の流れがよく見えてきます。
川藤の言葉は、夢を笑う部員への呼びかけから始まり、部員を守る言葉、試合で背中を押す言葉へと変わっていきます。
部員たちの短い台詞にも、乱闘事件で止まった野球部が仲間として戻っていく変化が表れています。
持ち帰る言葉を一つ選ぶなら、第1話の「夢にときめけ!明日にきらめけ!!」です。
もう一つ挙げるなら、仲間を止めた桧山の「手を出すんじゃねぇ!」が、夢を守るために何をしないかを教えてくれます。