スラムダンクの名言でよく知られているのが、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ」です。
実はこの言葉は作中に2回登場し、相手によって語尾が「だよ」と「ですよ…?」で違っています。
スラムダンクの名言は台詞だけを並べるより、誰がどの巻のどんな場面で語ったかまで知ると、キャラクターの信念と物語の中での意味をより深く受け取れます。
取り上げるのは、よく知られる名言の本当の言い回しと場面、人物別の名台詞、作品にない言葉の3つです。
この記事のポイント
- 「あきらめたらそこで試合終了」は三井と桜木に向けて2回登場する
- 三井の「バスケがしたいです」は、安西先生の前で本音をこぼした場面
- 「左手はそえるだけ」は山王戦のラスト、桜木のつぶやき
- 「ボールは生きている」などは作品の中で確かめられない言葉
スラムダンクの名言一覧
この記事で紹介する名言を、話した人物と場面つきで一覧にします。
| 名言 | 人物 | 場面 |
|---|---|---|
| あきらめたらそこで試合終了だよ | 安西先生 | 原作8巻・三井の中学時代 |
| あきらめたらそこで試合終了ですよ…? | 安西先生 | 原作27巻・山王戦 |
| 安西先生…!! バスケがしたいです…… | 三井寿 | 体育館での乱闘のあと |
| おう オレは三井 あきらめの悪い男 | 三井寿 | 原作28巻・山王戦 |
| 左手はそえるだけ… | 桜木花道 | 原作31巻・山王戦 |
| リバウンドを制する者は試合を制す!! | 赤木剛憲 | 原作3巻 |
| 「負けたことがある」というのが いつか 大きな財産になる | 堂本監督 | 原作31巻・山王戦のあと |
スラムダンクとは
『SLAM DUNK』は、井上雄彦さんが『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1990年から1996年まで連載したバスケットボール漫画です。
単行本はジャンプ・コミックスで全31巻、2018年には井上雄彦さんがカバーを描き下ろした新装再編版(全20巻)も刊行されました。
1993年からはテレビアニメが放送され、2022年12月3日には井上雄彦さんが監督を務めた映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されました。
映画は東映の発表で国内興行収入155億円を突破し、大きな話題になりました(出典:東映株式会社)。
名言の前後の流れは、原作漫画で読み返すとより深く味わえます。
\ 名場面を原作で読み返す /
あきらめたらそこで試合終了だよ(安西先生)
スラムダンクで最も有名な名言で、湘北高校バスケ部の安西先生の言葉です。
1回目は中学時代の三井へ
原作8巻の第69話で、中学の県大会決勝で逆転をあきらめかけた三井寿に、安西先生がかけた言葉として描かれます。
「最後まで…希望を捨てちゃいかん あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉が、三井がバスケを続ける大きなきっかけになりました。
2回目は山王戦の桜木へ
原作27巻の第241話、インターハイの山王工業戦で点差を広げられ、ベンチであきらめかけた桜木花道に向けて、安西先生は「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」と語りかけます。
同じ言葉でも、語尾が変わることで、相手と場面に合わせた安西先生の語りかけ方の違いが伝わってきます。
テレビアニメ『SLAM DUNK』は、DMM TVで見放題の対象として配信されています。
配信状況や料金は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
\ 湘北の熱い試合を映像で /
三井寿の名言
湘北高校のシューター・三井寿は、一度バスケから離れた過去を持つ選手で、心に残る言葉を多く残しています。
安西先生…!! バスケがしたいです……
不良グループを率いてバスケ部に乱闘を仕掛けた三井が、体育館に現れた安西先生の姿を見て、涙ながらに本音をこぼす場面の言葉です。
ケガで一度はバスケから離れた三井が、本当はずっとバスケがしたかったという気持ちを隠しきれなくなった、作品屈指の名場面です。
おう オレは三井 あきらめの悪い男
原作28巻の山王戦で、体力の限界を迎えながらもシュートを打ち続ける三井の言葉として知られています。
中学時代に安西先生から受け取った「あきらめない」気持ちを、自分の言葉にして貫く姿が描かれています。
くそ……なぜオレはあんなムダな時間を……
原作21巻の第180話、陵南戦でスタミナ切れを起こした三井が、バスケから離れていた時間を悔やむ言葉です。
ネットでは「なぜオレはあきらめたんだ…」と言い換えられて広まっていますが、原作の言い回しはこちらです。
桜木花道と仲間たちの名言
主人公の桜木花道と、湘北高校のチームメイトたちの名言を紹介します。
仲間との絆を描いた不良漫画では、東京リベンジャーズのマイキーの名セリフと仲間の言葉を場面つきで解説した記事もあります。
左手はそえるだけ…(桜木花道)
原作31巻の第276話、山王戦の残りわずかの場面で、流川からパスを受けた桜木がシュートを放つ直前につぶやく言葉です。
バスケ初心者だった桜木が、練習で身につけた基本のシュートを最後の最後に決める、物語のクライマックスを象徴する一言です。
リバウンドを制する者は試合を制す!!(赤木剛憲)
原作3巻で、キャプテンの赤木が、初心者の桜木にリバウンドの大切さを教える場面の言葉として知られています。
この教えが、のちに「リバウンド王」と呼ばれる桜木の原点になります。
ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!(宮城リョータ)
原作30巻の山王戦で、大きな選手たちのプレスに囲まれた宮城リョータが、ドリブルで突破しようとする場面の言葉として知られています。
体の小ささを弱みではなく武器に変える、宮城らしい強気な言葉です。
ライバルたちの名言
湘北と戦ったライバル校の選手や監督にも、印象に残る言葉があります。
まだあわてるような時間じゃない(仙道彰)
陵南高校の仙道が、湘北の追い上げに焦るチームメイトを落ち着かせる場面の言葉として知られています。
どんな状況でも冷静さを失わない、仙道の余裕と頼もしさが伝わる一言です。
「負けたことがある」というのが いつか 大きな財産になる(堂本監督)
原作31巻の第276話、湘北に敗れた山王工業の堂本監督が、ロッカールームへ向かう選手たちにかける言葉です。
負けを知らなかった王者に、敗北から学ぶことの大切さを伝える言葉として、多くの人の心に残っています。
直前の「はいあがろう」がひらがなで書かれているため、「這い上がろう」と「はい、上がろう」のどちらの意味かという読み方の議論もあります。
スラムダンクの名言として広まった作品にない言葉
スラムダンクの名言として紹介される言葉の中には、作品の中で確かめられないものもあります。
3年間待ってたんだ、コートに戻るこの瞬間を…
名言まとめなどで紹介されることがありますが、原作の中では確かめられず、別の作品の言葉が混ざった可能性が指摘されています。
ボールは生きている
こちらも、スラムダンクの台詞としては確かめられない言葉です。
引用するときは、原作の何巻の言葉かを確かめてから使うと安心です。
ほかのバスケ漫画の名言もあわせて読みたい方は、黒子のバスケの名言を解説した記事も読んでみてください。
スラムダンクの名言に関するよくある質問
「あきらめたらそこで試合終了」は何巻ですか?
原作8巻の第69話(中学時代の三井へ)と、27巻の第241話(山王戦の桜木へ)の2回登場します。
1回目は「だよ」、2回目は「ですよ…?」と語尾が違います。
「バスケがしたいです」は誰の言葉ですか?
三井寿が、安西先生の前で涙ながらに本音をこぼす場面の言葉です。
バスケから離れていた三井が、コートに戻るきっかけになりました。
「左手はそえるだけ」はどの場面ですか?
原作31巻、山王戦の最後に桜木がシュートを放つ直前のつぶやきです。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』では、この場面の台詞は声に出さず、映像で描かれています。
スラムダンクの短い名言はありますか?
「左手はそえるだけ…」「まだあわてるような時間じゃない」などが短く覚えやすい名言です。
どれも場面を知ると、言葉の重みがより伝わります。
スラムダンクの名言まとめ
スラムダンクの名言は台詞だけを並べるより、誰がどの巻のどんな場面で語ったかまで知ると、キャラクターの信念と物語の中での意味をより深く受け取れます。
安西先生の「あきらめたらそこで試合終了」は、三井と桜木に向けて2回登場し、語尾も違います。
三井の「なぜオレはあきらめたんだ」のように、言い換えられて広まった言葉や、作品の中で確かめられない言葉もあります。
持ち帰りたい一言を選ぶなら、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了だよ」です。
気になった名言は、原作やアニメで前後の流れごと味わってみてください。