「計画通り」「新世界の神となる」のように、デスノートのセリフは作品を読んでいない人にまで知られています。
ただ、どの場面で誰が言った言葉なのかまで知ると、同じ一言でもまったく違って聞こえます。
デスノートの名言は、発言者と話数・場面、その前後で何が起きていたかを合わせて読むのがいちばん楽しめます。
取り上げるのは、夜神月・L・ニア・リュークの名言と、なんJなどで話題になる迷言や長いセリフで、どれにも場面をそえています。
この記事のポイント
- デスノートの名言を発言者と話数・場面つきで一覧にした
- 「計画通り」は原作第53話、月が記憶を取り戻した場面
- なんJで話題の迷言はポテチ・ジェバンニ・シブタクなど
- 最終盤の月の長いセリフの流れも整理した
デスノートの名言一覧
まずは、この記事で紹介する名言を一覧で並べます。
話数は、原作の話数とアニメの話数のうち、確認できたほうを書いています。
| 名言 | 発言者 | 出典・場面 |
|---|---|---|
| 新世界の神となる | 夜神月 | 第1話/ノートを使い始めた場面 |
| 人間って面白! | リューク | 第1話/月の宣言を聞いた場面 |
| 計画通り | 夜神月 | 原作第53話「悲鳴」 |
| 駄目だ まだ笑うな | 夜神月 | 原作第102話/アニメ第36話 |
| さぁ!私を殺してみろ!! | L | リンド・L・テイラーの中継 |
| 正義は必ず勝つという事を | L | 捜査本部の刑事たちに向けて |
| 二人ならLに並べる | ニア | 物語の最終盤 |
| さよならだ 夜神月 | リューク | 物語の結末(原作) |
マイナビニュースが行った読者アンケートでは、1位が「計画通り」、2位が「新世界の神となる」、3位がリュークの「やっぱり人間って面白ーーっ」でした(出典:マイナビニュース)。
正義や友情の言葉ではなく、主人公の野望や死神の皮肉が上位に並ぶところに、デスノートらしさが出ています。
ほかの作品の心に残るセリフも見比べたい方は、アニメの名言を作品横断でまとめた記事もあわせて読んでみてください。
夜神月の名言
主人公の夜神月は、名前を書かれた人間が死ぬノートを拾い、犯罪者を裁く「キラ」になった高校生です。
月の言葉は、物語が進むにつれて正義感から自分を神と見なす方向へ変わっていきます。
新世界の神となる
第1話で、月はノートの力で犯罪者を裁き続ける決意を固め、リュークに向かって「新世界の神となる」と宣言します。
正義の味方になるのではなく、世界のルールそのものを作る側に立つという宣言として読めます。
この一言が、物語の最後に月が迎える結末の大きな伏線になっています。
計画通り
原作第53話「悲鳴」で、月はノートに触れて失っていた記憶を取り戻し、「計画通り」と心の中でつぶやきます。
月は一度ノートの所有権を手放して記憶を消し、Lの監視下に入ってまで疑いを晴らそうとしていました。
記憶のない間の月は、Lと一緒に本気でキラを追う好青年として描かれていました。
そのぶん、記憶が戻った瞬間の悪い表情との落差が大きく、読者の印象に強く残った場面です。
駄目だ まだ笑うな
原作第102話(アニメでは第36話)で、ニアたちとの最終対決に臨んだ月は、勝ちを確信して笑いをこらえます。
「だ…駄目だ まだ笑うな…こらえるんだ…」と自分に言い聞かせる場面は、ネット上でもよく引用されます。
ここまで冷静だった月が、勝利を目前にして感情を抑えきれなくなっている姿が、この後の展開と合わせて皮肉に見えます。
夜神月の長い名セリフ
「デスノート セリフ 長い」と検索されることが多いのが、物語の最終盤で正体を暴かれた月が、ニアたちに向けて語る長いセリフです。
月は、キラが現れてから世界の犯罪が大きく減ったことを挙げ、自分のしてきたことの正しさを訴えます。
悪は悪しか生まないこと、自分にしかこの役目は果たせないことを、言葉を重ねて主張していきます。
中でも「害虫は殺せるのに 何故害のある人間を殺すのを悪とする」という一節は、月の考えがどこまで行き着いたかを示す言葉として知られています。
筋が通っているようにも聞こえる主張だからこそ、読者は月の言葉にどこまで納得するかを問われる場面です。
ただし直後の展開では、月が神ではなく死を恐れる一人の人間だったことが描かれます。
長いセリフは一部だけを切り取ると印象が変わるため、前後の流れごと読むのがおすすめです。
\ 月の最後の演説を原作で /
Lの名言
Lは、正体を明かさずにキラを追う世界的な名探偵です。
Lの言葉は、自分の命を賭けてでもキラを追い詰めるという覚悟に貫かれています。
さぁ!私を殺してみろ!!
物語の序盤、Lは死刑囚のリンド・L・テイラーを「L」としてテレビに出演させ、キラを挑発します。
テイラーが殺されたあと、本物のLは画面越しに「さぁ!私を殺してみろ!!」とキラへ呼びかけます。
この中継が関東だけで放送されていたことから、Lはキラが関東にいると突き止めました。
挑発の言葉に見えて、実はキラの居場所を絞り込むための罠だったところに、Lの頭の良さが表れています。
正義は必ず勝つという事を
キラの捜査に命の危険があると分かり、捜査本部の刑事たちが次々と離れていったあと、残った刑事たちにLが語った言葉です。
Lは「ここに集った命懸けの人間で見せてやりましょうよ 正義は必ず勝つという事を」と呼びかけます。
顔も名前も明かさずにいたLが、ともに命を懸ける仲間に向けて素直な言葉を口にした場面として受け取れます。
ニア・リュークの名言
月とL以外にも、物語の見方を変える言葉を残した人物がいます。
ここでは、Lの後継者であるニアと、ノートを落とした死神リュークの言葉を紹介します。
ニア「二人ならLに並べる」
ニアは、Lの後継者として月を追い詰めた少年です。
物語の最終盤、ニアは自分一人ではLに並べないことを認めたうえで、「二人ならLに並べる 二人ならLを超せる」と語ります。
ここでの「二人」は、ニアと、同じくLの後継者候補だったメロのことです。
冷静なニアと行動的なメロは最後まで手を組みませんでしたが、二人が別々に動いた結果として月にたどり着いたことを表す言葉です。
リューク「人間って面白!」
死神リュークは、退屈しのぎにノートを人間界へ落とした張本人です。
第1話で月の宣言を聞いたリュークは「人間って面白!」と笑います。
リュークは最後まで月の味方でも敵でもなく、人間同士の争いを面白がる観客の立場を崩しません。
物語の結末でリュークが月に告げる「さよならだ 夜神月」という言葉は、第1話のこの一言と対になっていると読めます。
第1話の出会いと、第37話「新世界」の結末は、アニメで続けて見返すと印象が変わります。
配信状況や料金は、公式サイトで確認してください。
\ 始まりと結末を見比べる /
デスノートの迷言とその意図
デスノートはシリアスな作品ですが、その真剣さゆえにネタとして広まったセリフや場面も数多くあります。
ここでは、なんJなどの掲示板やSNSで話題になりやすい迷言を紹介します。
デスノートの名言がなんjで話題に
なんJでは、デスノートのセリフが日常の出来事に当てはめて使われることがよくあります。
自分の作戦がうまくいったときの「計画通り」や、勝ちを確信したときの「駄目だ まだ笑うな」は、その代表です。
作中の緊張感と、ネットでの軽い使われ方の落差が、面白さにつながっています。
ネット発の言葉や掲示板で広まったミームの元ネタは、ネットの名言と有名ミームの元ネタを解説した記事でも紹介しています。
ポテチを取り食べる
アニメ第8話で、部屋に監視カメラを仕掛けられた月は、ポテトチップスの袋に小型テレビとノートの切れ端を隠して犯罪者を裁きます。
ポテチを取って食べるだけの動作を大げさな演出で描いたこの場面は、国内だけでなく海外でもネタとして広く知られています。
ジェバンニが一晩でやってくれました
物語の最終盤、ニアの部下のジェバンニは、魅上照が持つ本物のノートをそっくり写した偽物のノートを一晩で作り、すり替えます。
このことをニアが「ジェバンニが一晩でやってくれました」と説明する場面が、現実離れした早業の例えとして広まりました。
ネットでは、短時間で大量の作業を仕上げた人をたたえる言葉として使われています。
俺 渋井丸拓男 略してシブタク
第1話で、月がノートの力を確かめるために名前を書いた人物の一人が、渋井丸拓男です。
自分から「略してシブタク」と名乗ったことで名前を知られてしまい、その直後に事故で命を落とします。
原作では女性をしつこく追いかけるだけの人物ですが、アニメではより悪質な人物として描き直されています。
デスノートの名言に関するよくある質問
「計画通り」は何話のセリフですか?
原作では第53話「悲鳴」のセリフです。
月がノートに触れて記憶を取り戻し、自分の作戦がすべてうまく運んだと確信した場面です。
「新世界の神になる」と「新世界の神となる」はどちらが正しいですか?
「新世界の神となる」の形で広く知られています。
マイナビニュースの名言アンケートでも、この形で2位に選ばれています。
ジェバンニは何を一晩でやったのですか?
魅上照が持つ本物のノートを写した偽物を一晩で作り、すり替えました。
このすり替えが、月を追い詰める決め手になりました。
シブタクは原作とアニメで違うのですか?
はい、アニメのほうが悪質な人物として描かれています。
原作では女性をしつこく追いかけるだけでしたが、アニメでは月が裁く理由がより分かりやすい描き方に変わっています。
デスノートの名言のまとめ
デスノートの名言は、誰がどの場面で言ったのかを知ると、短い一言の意味が大きく変わります。
月の「新世界の神となる」から「計画通り」、最終盤の長いセリフまでをたどると、月の考えが少しずつ変わっていく様子が見えてきます。
なんJで話題の迷言も、元の場面を知ってから読むと、ネタとしての面白さがさらに増します。
一つだけ覚えておくなら、物語の始まりと終わりをつなぐリュークの「人間って面白!」です。